案件を受注する際のマインド(一歩踏み出せないあなたへ)
Web制作で成長するために最も大切なのは、「完璧に準備してから動く」ではなく、受注して走りながら覚えていく姿勢です。
実案件に挑戦することで、提案力・調べる力・対応力は一気に伸びていきます。

クライアントへ提案するときに大切なマインドと、受注後に成長するための具体的なステップを紹介します。
結論:受注して走りながら覚えよう


もっと勉強してからじゃないと受注できない…

準備が完璧じゃないと怖くて提案できない…
初心者ほど、こうした不安を抱えがちです。
しかし実は、制作スキルを最速で伸ばす方法は “完璧な準備” ではありません。
答えはシンプルで、受注してから走りながら覚えること です。
案件を受けると、
という、座学だけでは得られないメリットがあるのです。
もちろん、いきなり難易度の高い案件を受ける必要はありません。
「今の自分でもイメージができるもの」+「少しだけ背伸び」
このくらいがちょうどいいラインです。
① ほりえもんこと堀江貴文さんのエピソード


堀江貴文さんは、Webシステム案件を任されたとき、まったく触ったことがない技術にも関わらず、その場で「やります」と即答しています。
そして、その足で本屋に向かい、参考書を買い漁り、調べながら実装し、実際に納品までやり切ったという話があります。
堀江さんはこの経験について、
と語っています。
② マナブさんの発信「最速の学習法はチャレンジ」

マナブログを運営するマナブさんも、
「まず行動して、必要なスキルは案件を通して身につけるべき」
という考え方を明確に発信しています。
manablog では、
仕事が取れない
→ スキル不足だと判断して勉強ばかりする
→ それは間違い
と断言し、
「最速の学習法はチャレンジすること」
と強く主張しています。
引用元:【公開】フリーランス向けに「受注率が爆上がりする提案文」を暴露する

つまり、やったことないことでもどんどんチャレンジしていこうということです!
ホームページ制作を提案すると同時に、クライアントの事業でLINE構築やSEO対策など必要であれば、提案して自らチャレンジしてきましょう!
受注後に実力が伸びる3ステップ
ここでは、受注後に実力が伸びる流れを3ステップで整理します。
ステップ①:まず受注する

「自分にできるかな…」と不安でも、まずは受注してみましょう。
案件を受けると、やるべきことが一気に具体的になります。
初心者ほど「準備ができたら受注しよう」と考えがちですが、実力がつくのは「受注してから」のフェーズです。
受注方法は2通りありますので、詳しくは以下をご覧ください。


ステップ②:調べながら実装する
web制作に興味持ち始めた友人。
— わた🤤2つch収益化成功🤳 (@wata_positive) January 20, 2023
友「何から始めたらいい?」
わ「マークアップ」
友「なにそれ?」
わ「あ、ごめん。PC買う事と人に聞かず調べる習慣を身につけることだわ。」
ほとんどにおいて自分で調べて解決できないとスキルなんて身に付かない。その前にPCはよ買わんかい!笑💥🔫
分からないことが出てくるのは当たり前で、むしろそこが成長ポイントです。
今は、AIやGoogle検索、YouTubeなど様々な情報媒体から調べられます。
案件がある状態だと、「今まさに必要な情報」だけをピンポイントで取りに行くことになります。
そのぶん、インプットの無駄が減り、学習効率はかなり高くなります。
ホームページ以外のこともどんどん巻き取る
この公式は覚えておいてください!
クライアントにヒアリングして、売上の公式に沿って
「リピート率が低いから、LINE構築を導入したほうがいいんじゃないかな?」
「店舗ビジネスだから、Googleマップ対策したほうがいいじゃん!」
という改善策があれば、どんどん提案してみてくださいね!
| 売上アップに貢献する施策例 | |
|---|---|
| 施策 | 主に貢献する要素 |
| ①SNS運用 | 顧客数の増加(認知・集客) |
| ②SEO対策 | 顧客数の増加(検索流入) |
| ③Googleマップ(MEO)対策 | 顧客数の増加(地域ユーザー獲得) |
| ④公式LINEの導入・構築 | リピート率アップ、CV向上 |
| ⑤チラシ・看板などのオフライン施策 | 顧客数の増加(来店誘導) |
ステップ③:納品まで走りきる

最後までやり切ることで、
- 「自分にもできた」という自信
- ポートフォリオに載せられる実績
の両方が手に入ります。

たとえ時間がかかったとしても、1件を納品しきった経験は大きな財産です。
走りながら覚えるための学習ロードマップ
ここでは、初心者でも無理なく進められる学習ロードマップを3ステップで紹介します。
ステップ①:無料情報で調べる

受注した後の学習は、ほとんどが無料情報で解決できます。
迷ったら、まずはこの順番で調べればOKです。
- Google検索で調べる
やりたいことをそのまま検索すれば、解決方法がほぼ見つかります。 - AIに聞いてみる(めちゃくちゃ効率的)
ChatGPT や Perplexity を使えば、最短ルートで答えに近づけます。 - 公式の情報を見る
プラグイン・サービスの公式ページは一番正確です。 - YouTubeやブログで実例を見る
画面操作が分かりやすく、初心者でも理解しやすいです。 - 困ったら公式サポートに聞く
質問すれば解決までが速いです。
ステップ②:必要に応じて教材を使う

ステップ③:経験者に伴走してもらう

無料情報や教材である程度は進められますが、実案件では

これで合っているのかな?

この手順で進めて問題ない?
と迷う場面が必ず出てきます。
そんな時に効果的なのが、経験者に伴走してもらうことです。
伴走してもらう方法(おすすめ3つ)
- コミュニティに参加する
OLTANAの Slack コミュニティでは、制作・営業・進行などでつまずいた点をすぐに相談できます。
参加者同士で質問・回答し合い、必要な場面では運営にも確認できるので、1人で悩む時間が大幅に減ります。 - SNSで経験者に相談する
X(Twitter)ではWeb制作やデザインの実践者が多く、丁寧に教えてくれる人もいます。 - MENTAでスポット相談を受ける
1時間だけ相談したり、必要な分だけ依頼できる柔軟さが魅力です。

プロにお金を払うのは、回答を買うのではなく「現場の経験を買う」というイメージです。
注意点:なんでも受けていいわけではない
「まず受注しよう」「走りながら覚えよう」とはいえ、何でもかんでも受けていいわけではありません。
案件選びを間違えると、想像以上に苦労したり、納期に間に合わないリスクも出てきます。
走りながら覚えるスタイルでも、この3つの注意点だけは必ず押さえてください。
①難易度が高すぎる案件は避ける
フリーになれば儲かるって一般的なのかもしれませんが、以前会社でWeb制作やってた時は炎上しなかった現場はほぼ無かったので、個人で仕事請けようなんて怖くてしたくない
— しよたろ (@_siyotaro) February 5, 2021
「イメージが全くつかない案件」は危険です。
明らかに数十万〜数百万円レベルの仕様を自作で求められる案件は、初心者が対応するのは不可能に近いです。
これらは専門分野で、企業でもチーム体制で取り組むレベルです。
②既存サービスを活用して解決する

逆に、初心者ができるのは「既存サービスを組み合わせて実現する」方法です。
例えば
「自作する」のではなく、「最適なサービスを選ぶ」ことで、初心者でも十分に対応できます。
③「自作しない」ことで対応できる範囲が広がる
実は、自作しようとするほど難易度が上がり、案件の幅が狭まります。
初心者ほど「いかに作らないか」「機能を持っているサービスをどう活用するか」がカギになります。

プロの制作者でも“既存サービスで解決”が基本です。
初心者ならなおさら、安全な道を選びましょう。
まとめ:走りながらスキルと経験を積んでいこう
スキルは、準備してから身につくのではなく、実際に案件を受けて“走りながら”磨かれていきます。
最初の一歩を踏み出すことで、調べる力・提案力・対応力が一気に成長し、自信と実績が積み重なっていきます。
- 完璧を目指さず、まず受注してみる
- 分からない部分は調べたり、AIやコミュニティを頼る
- 必要に応じて教材やプロの力も借りる
この流れを繰り返すだけで、確実にスキルは伸びていきます。

不安があっても大丈夫。
今日から一歩踏み出して、あなたの経験値をどんどん増やしていきましょう!
