STEP2:応用編

料金表作成と具体的な見積書

ol-user

今回は、ホームページ制作における「料金表の作り方と見積書の作成方法」を解説します。

料金表や見積書を作成することで、クライアントとの認識のズレを防ぎ、安心して契約・制作を進めることができます。

この記事では、OLTANAを使った制作を例に、料金表の参考例と見積書を作成する3ステップを紹介します。

クライアントへ見積書を提示する際のコツや、料金表・見積書を作成するメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。

目標:料金表と見積書を作成できること

OLTANA制作の最低請負金額は60,000円(税別)

前提として、OLTANAを利用したホームページ制作には、最低請負金額60,000円(税別)が設定されています。

この6万円には「ロゴ制作」や「SEO初期設定」など、Webサイト制作に付帯するオプション作業を組み込むことも可能です。

その他にも、クライアントワークで利用する際にはいくつかの注意事項がありますので、公式サイトをご確認ください。

👉 詳細はこちらをご覧ください。

OLTANA制作サービスの料金表(基本・オプション一覧)

OLTANAでホームページ制作を行う際は、お役立ちシートの料金表」を参考にしてください。

お役立ちシートの料金表の一覧

お役立ちシートの料金表には、ホームページ制作に最低限必要な作業から、追加で依頼されたり、こちらから提案できる機能を一覧化しています。

あらかじめ料金表を用意しておくことで、クライアントにスムーズに制作費を提示でき、見積書を作成するときのベースにもなります。

なお、作業内容ごとの費用については、必要に応じてご自身で調整してください。

見積書を作る3ステップ

制作に取り掛かる前は、見積書を発行して、クライアントと制作者の間で「作業内容」と「費用」の認識をすり合わせます。

見積書の作成は、次の手順で進めます。

最初に業務範囲を明確にしておくことで、必要以上に対応に追われることがなく、安心して制作できますよ。

【STEP1】依頼内容をヒアリングする

まずはヒアリング時にクライアントから要望を具体的に聞き取ります。ヒアリングする際は以下のポイントを確認しておきましょう。

ヒアリングのポイント
  • ホームページを作る目的:会社の看板、集客目的など
  • 必要なページ数と種類:お問い合わせページ、ブログなど
  • 必要な機能:予約機能など
  • 更新・保守の必要性:公開後の運用・点検について

クライアントが望むホームページを制作するためにも、最初の段階で要望をしっかり聞き取っておきましょう。

👉 ヒアリングの進め方については、こちらの記事を参考にしてください。

【STEP2】必要項目を提案する

クライアントは、Web制作にあまり詳しくない場合も多く、必要な機能や作業まですべてを理解していないケースもあります。

STEP1でヒアリングした内容をもとに、クライアントの目的に合わせて必要な項目をこちらから提案しましょう。

提案する項目
  • 基本項目:トップページ、下層ページ、CMS(WordPress)設置など
  • オプション項目:お問い合わせフォーム、MEO対策、LINE連携、記事作成など

クライアントが面倒だと感じやすい設定や作業を制作者側で代行することで、クライアントから感謝され、制作者側も単価アップを狙えます。

【STEP3】見積書を作成する

クライアントから正式に依頼された内容を整理し、見積書としてまとめます。

見積書には、サービス名の詳細を記載します。

お役立ちシートの見積書のテンプレート

そのまま使える見積書の見本も、お役立ちシートに含まれていますので、ご活用ください。

見積書を提示する際のコツ

ホームページ制作にかかる費用は、決して安くありません。

クライアントの不安を払拭し、納得して契約してもらうためにも、提示する際は以下のポイントを意識しましょう。

見積書を提示する際のポイント
  • 制作会社との料金の比較を提示する
  • フリーランスが安く制作できる理由を伝える
  • シミュレーターを活用する

制作会社との料金差を示すことで、提示金額が決して高くないことを感じてもらえるはずです。

フリーランスが低価格で請け負える理由(広告費や人件費が少ないなど)を合わせて伝えると、費用の裏付けとなり納得感が高まります。

制作会社との料金差を示す際は、実際に制作会社に依頼した際の見積もりを確認できるシミュレーターをご活用ください。

制作会社とフリーランスの料金シミュレーション

制作会社とフリーランスの料金の比較を提示する際は、シミュレーターを使いましょう。

出典:ALTBASE ホームページ制作
自動見積もりシミュレーター

今回は、以下の条件でホームページ制作を受注したと想定して、料金をシミュレーションします。

依頼内容
  • トップページ
  • 下層ページ3枚  
  • CMS(WordPress)設置
  • お問い合わせフォーム設置  
  • ロゴ制作

シミュレーターを用いて試算したところ、制作会社に依頼した場合は「451,000円」となりました。

一方で、フリーランスが制作する場合(お役立ちシートの料金表をもとに計算)は、「167,000円に収まります。

フリーランスが制作会社よりも安く受注できるのには、次のような理由があります。

フリーランスが安く受注できる理由
  • 広告宣伝費やオフィスなどの固定費が少ない
  • 少人数(あるいは個人)で運営しているため人件費を抑えられる

同じ条件のホームページ制作であっても、依頼先によっては数十万円の差が出るケースもあります。

フリーランスでも制作会社に劣らないクオリティを確保しながら、コストを抑えた制作が可能です。

シミュレーションを用いて比較を提示することで、クライアントが費用の相場を把握できるため、公平に制作依頼の判断ができます。

料金表・見積書を作成する2つのメリット

料金表や見積書を作成することで、クライアントと制作者のどちらにとってもメリットがあります。

メリット①クライアントに料金の透明性を示せる

料金表を見れば、「どの作業にいくらかかっているのか」「どこから追加費用になるのか」 が明確になります。

例えば「トップページは60,000円、下層ページは1ページごとに10,000円」と明記することで、クライアントはサービス費用の内訳を理解できます。

しかし、料金の詳細が不透明だと、クライアントは「支払う費用に対して、どこまでの作業が含まれているか」わかりません。

ホームページ制作は安価ではないため、サービス料金を詳細に提示し、クライアントが安心して依頼できる状態を作っておきましょう。

メリット②制作者自身も作業範囲と単価を整理できる

料金表を整えておくことで、制作者自身を守ることにもつながります。

例えば「トップページは60,000円、下層ページは1ページあたり10,000円」と明記していなかった場合、「トップページと下層ページを含めて60,000円だと思っていた…」とクライアントに誤解される可能性もあります。

制作者側も損をしないように、あらかじめ料金表や見積書を準備し、クライアントとの認識をすり合わせておきましょう。

料金表作成と具体的な見積書まとめ

料金表と見積書を用意しておくことで、サービス内容と費用が明確になり、クライアントと制作者のどちらも安心してやり取りを行えます。

見積書は次の手順で作成します。

料金表と見積書を活用して、お互いに気持ちよく仕事を進めていきましょう。

困ったら相談してみよう!

  • 相談先→

ABOUT ME
記事URLをコピーしました