質問のコツ
OLTANAを使えば制作はスムーズですが、WordPressの基本操作やクライアントとの初めての面談では迷うことがあります。
ここでは、解決を早めて成長につなげる「良い質問」の仕方を学びます。
良い質問とは?
良い質問とは、相手の負担を減らしながら、自分が欲しい答えを最短で引き出せる質問のことです。
ただ「分かりません!」と投げるのではなく、状況を整理して伝えるだけで、回答のスピードも質も大きく変わります。
良い質問ができると
というメリットがあります。

私もクライアントに質問するときは、相手の時間を奪わないように気をつけています。
クライアントワークでは1番気にしていると言っても、過言ではないですよ。
基本の質問テンプレート
質問するときは、次の5つを整理して書くのがおすすめです。
- 聞きたいことのまとめ(1行で)
- わからない箇所
- わからないことの詳細
- 解決するために試したこと
- わからないことについて自分なりに考えたこと
+(あると便利)スクリーンショット等
良い質問と悪い質問の比較例
質問の仕方によって、回答の速さや正確さは大きく変わります。
ここでは「Contact Form 7でメールが届かない」というケースで比べてみましょう。
悪い質問の例
「お問い合わせフォームを作ったんですが、メールが届きません。どうしたらいいですか?」
→ 状況が分からないため、回答者は「どんな設定ですか?」「どんなこと試しましたか?」と追加で聞かないといけません。

この聞き方だと、解決まで時間がかかります。
良い質問の例
①わからない箇所
お問い合わせフォーム(Contact Form 7)について
②聞きたいことのまとめ(1行で)
メールが届かない原因を知りたいです。
③わからないことの詳細
送信完了画面は表示されますが、メールが届きません。別のメールアドレスを試しましたが同じ結果でした。
④解決するために試したこと
迷惑メールフォルダを確認しました。送信元アドレスをGmailに変えましたが変化はありませんでした。
⑤自分なりに考えたこと
Google検索やChatGPTで調べたところ「サーバーの設定」や「送信元アドレス」が原因かもしれないと分かりました。ただ、自分ではサーバーの設定を確認できず困っています。
もし解決方法がご存知であれば、教えていただけないでしょうか?

技術面に関しては、ChatGPTやPerplexityに聞けば、解決できることが多いです。
ただ、「どこからどうやって案件を取ってきた」などの、経験した人でなければ答えられないこともあります。
この経験などの「1次情報」に関して積極的に質問したいところですね。
まとめ
質問は、ただ「分からないことを解決するため」だけのものではありません。
状況を整理して質問することで、相手にも自分にもメリットがあり、学習や案件対応のスピードが大きく変わります。
- 良い質問=相手に配慮しつつ、必要な答えを最短で引き出す質問
- テンプレに沿って書けば誰でもすぐに実践できる
- 質問する力そのものが、クライアントワークでの大きな武器になる
このマニュアルでも、Slackで質問できる環境を用意しています。
「困ったときに助けてもらうため」だけでなく、「成長のトレーニング」としても、ぜひ質問を活用してください。
詳しい質問方法については、こちらの参考記事・動画もチェックしてみてください。
今後、個人事業主や事業をしていくうえでは、必ず必要なソフトスキルですよ!

記事の題名がプログラマー向きのようになってはいますが、どの仕事にも通ずる記事ですよ。
必ずチェックしていただきたいです!
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