クライアントから素材を集める方法
ホームページ制作を進める上で、クライアントからの素材(特に写真)は欠かせません。
画像が揃わないとデザインが進まず、公開スケジュールにも影響が出てしまいます。
ここでは、どんな素材を集めるべきか、どのように依頼すればスムーズかをまとめます。
前提:集める素材の種類と目的を明確に伝えよう

特に必要になるのは以下の3種類です。
- メインビジュアル用:店舗外観や雰囲気が伝わる写真
- サービス紹介用:商品や施術の様子、メニュー表など
- スタッフ紹介用:顔写真(バストアップや集合写真)

ポイントは「何に使うのか」を具体的に伝えることです。
例:「トップページの一番大きな写真に使うので、横長で明るい外観写真をお願いします。」
例:「トップページでスライドショーとして表示したいので、縦長の写真を4〜5枚お願いします。」
以下の見出しで必要な写真の種類を、さらに詳しく解説していきます。
メインビジュアル用
ホームページの顔となる大切な写真です。表示方法が3タイプあり、タイプによって必要な画角が異なります。
例:横向きの写真が1枚必要なパターン

例:縦向きの画像が複数枚必要なパターン


スライドショーの場合は縦画像が必要です!
メインビジュアルについてはこちらの見出しで詳しく解説しています。(タップすると該当部分にジャンプします)
サービス紹介用
文章と共にサービスの内容を伝える写真です。


スタッフ紹介用
店舗責任者やスタッフなどの写真です。サービスの信頼度を高めるのでぜひ掲載しましょう。

クライアントから素材を集める方法


ホームページの完成度が高まるよう、質の高い素材を提供してもらいましょう!
ここからは、実際にクライアントに素材提供をしていただくための方法をご紹介します。
依頼の流れを整理しておくことで、制作が滞らずスムーズに進められるようになります。
参考サイトを見せて依頼する

依頼時にはデモサイトや他社サイトを見せながら、「この部分にこの写真が必要です」と説明すると具体的でわかりやすいです。
OLTANAのデモサイトも利用しながら、必要な画像イメージを確認しましょう。
また、OLTANAではメインビジュアル写真の表示タイプが3種類あります。

縦の写真、横の写真どちらが必要なのかかならず一緒に確認しましょう

撮影時の注意点を添える

「明るい場所で」「横向きで」「写真が斜めにならないように」といった最低限の条件を伝えておくと、実際に使える写真を受け取りやすくなります。

必要な素材の優先度を分ける

「最低限必要な素材」と「あれば嬉しい素材」を分けて依頼すると、クライアントも取り組みやすくなります。
メインビジュアル写真は用意してもらいつつ、足りない部分は受注者が画像生成やフリー素材を使って補うことも可能です。

以下は、場合によっては受注者が画像生成で用意可能な素材の例です
例1:実施メニューの料金案内
canvaを使えばこのような画像生成と文字入れが1つのアプリで完結します。

例2:お客様の顔写真
実物の写真が使いにくい人物写真は生成AIを利用して素材にしましょう。

提出期日を必ず設ける

素材が集まらないと制作が止まってしまうため、「〇月〇日までにご提出ください」と明確に締め切りを設定しましょう。

もしクライアントが写真の準備に困っている場合は、ココナラなどで店舗撮影を依頼できることを提案するとスムーズです
素材の受け渡しに使えるサービス
クライアントがスムーズに画像を送れるよう、使いやすい方法を提案しましょう。

クライアントから特に指定がない場合は「ギガファイル便」がおすすめです
ギガファイル便

アカウント不要でURLを送るだけでOK。大量の画像を一度に送るときに便利です。

Googleドライブ

フォルダごと共有でき、クライアントが普段からGoogleを使っていれば一番スムーズ。
Dropbox

共有リンクを発行して送るだけ。ファイルが多い場合でも整理しやすいです。
OneDrive

Microsoftアカウントを利用しているクライアントと相性が良いです。
素材を用意できない場合の対応方法
すべての素材をクライアントが用意できるとは限りません。
その場合は以下のような対応が可能です。
- 店舗など有形サービスの場合
→ クライアントが難しい場合は、ココナラなどでカメラマン依頼を提案 - 無形サービス(スクール、相談系など)の場合
→ 抽象的なイメージは AI画像生成で補う
→ ただし、人物写真は必ず実写(信頼性を損なうため) - どうしても不足する部分はフリー素材サイトを利用

詳しくは「ホームページ用の画像はどうやって準備する?」の記事もご覧ください

期日までに画像が揃わないときの対応方法

制作スケジュールを守るためには、期日までに素材が揃わない場合の対応もあらかじめ決めておくことが大切です。
代替素材を仮配置する

提示した期日までに画像が揃わない場合は、フリー素材やAI生成画像を仮配置する旨をあらかじめ伝えておきましょう。

デザイン作業を止めずに進めることができます
公開日を優先するか判断してもらう

「公開日を優先するか、それとも写真が揃うまで待つか」をクライアントに確認し、判断を委ねるとトラブルを避けられます。
差し替え可能であることを説明する

仮の素材を配置しても、後日差し替えが可能であることを伝えておくと、クライアントも安心して制作を進められます。
まとめ
クライアントからの素材提供は、制作スケジュールを左右する重要なステップです。
どんな素材が必要かを明確に伝え、期日や受け渡し方法をはっきり決めておくことで、やり取りがスムーズになります。

万が一素材が揃わない場合も、代替画像やAI生成などの対応策を準備しておくと安心です
困ったら相談してみよう!
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