STEP4:案件受注

案件提案文の書き方(受注率を高めるテンプレ付き)

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いきなりですが、案件を獲得できるかどうか、すべては提案文です。

「提案文に魅力がなければ、ずっと案件を受注できない。」

それほど、最初は提案文がなによりも大事です。

しかし、どう書けば採用されるのか分からず、悩む人も多いはず。

そこでここでは、実際に400件以上の営業文を送って得た経験をもとに、
“通る提案文”の考え方と作り方を紹介します。

目標:あなたの魅力を自然に伝え、クライアントに選ばれる提案文を書くこと。

提案文のテンプレ

今回は、実際に20社以上とのやり取りできた提案文をもとに、「通る営業文の書き方」を紹介します。

私はこれまでに、以下のような経験を積んできました。

  • これまで400件以上の営業文を送付し、約15社とつながる
  • Web制作・Webライター案件でも提案文を多数作成
  • どの職種でも共通して重要なのは、「テンプレ感をなくし、相手に合わせて価値を伝えること」を掴んできたこと

この“相手に合わせて価値を伝える”意識こそが、採用担当者の心を動かす最重要ポイントです。

さっそくですが、以下は実際にクライアントへ送った提案文の一例です。

※そのまま引用しているため、正しい言葉遣いなど細部は多少異なります。
構成・流れの参考にしてみてください。

実際に採用された提案文(建設会社への提案)

◯◯ さま

お世話になります。
△△と申します。

当方は不動産投資経験があり、建設業関連に興味がございます。
そのような経験を、御社に価値提供ができると思い応募いたします。

以下、応募に必要な情報です。
ご査証のほどよろしくお願いいたします。

■過去の制作実績
◎架空コーポレートサイト(WordPress)
URL

◎ □□様(WordPress)
URL

※上記は過去の制作実績の一部です。

他の実績や上記実績の詳細等は、下記のURLからご確認いただくか、面談で紹介させていただけたら幸いです。

■御社とスムーズに仕事を進めるため、意識している2点
①下記添付の品質チェックシートで、品質の徹底管理をしています。
チェックシートURL

②コミュニケーションコストを減らすため、まとめて質問したり、言葉の意図を汲むように意識しています。
※メールや各種チャットツール(Chatwork, Slackなど)、Zoomのオンラインでのお打ち合わせなど、柔軟に対応可能です。

■営業時間
毎日、10時間以上の対応可能です!
※もちろん土日も対応可能です。もしお急ぎの場合は、ご相談ください。

■自己紹介

  • ◯◯在住。◯◯出身の◯◯歳男性
  • 前職は◯◯として約6年勤務。20代で初級幹部へ昇進。
  • 「やるなら徹底的にやる」がモットー。
    英語を学ぶため、初の海外でフィリピンへ6ヶ月ほど語学留学を経験。
    常に挑戦していくことが生きがい。

写真付きプロフィールはこちらです↓ 写真のように、基本毎日笑っています!
プロフィールURL

お時間をいただき、誠にありがとうございました。
一緒に働けることを、心より楽しみにしております。
よろしくお願いいたします。

提案文の解説

ここからは、実際に提案文を作るうえで意識しておきたいポイントを解説していきます。

①冒頭でテンプレ感を消す

提案文の最初で「あなたの会社に関心があります」と伝えることが何より大切です。

というのも、採用担当者は1日に何十件もの営業文を目にします。

テンプレートだと感じた瞬間に読むのをやめてしまいます。

以下の文章は、「共感+価値提供」を簡潔に書くことを意識しました。

「不動産投資経験があり、建設業関連に興味がございます。そのような経験を、御社に価値提供ができると思い応募いたしました。」

②一緒に仕事したいと思ってもらう

スキルはもちろん大切ですが、実績が少ないうちは人柄で勝負することも重要です。

採用担当者は、技術力だけでなく「この人と気持ちよく仕事できるか」も重視しています。

そのために意識したいのは次の2点です。

  • 自己紹介を具体的に書く(出身地・前職・価値観など)
  • 顔写真付きプロフィールを用意する

文章だけでは伝わりにくい「誠実さ」や「人柄」を見せることで、相手に安心感を与えましょう。

写真付きプロフィールについて

私は以下の構成で作成しています。

  • 顔写真、簡単な自己紹介
  • 経歴
  • 趣味
  • 実績
  • お客様の声
  • 仕事への想い

私はNotionで作成していますが、note、WordPressでも良いですよ。

提案文作成で覚えておくべき3つのこと

ここからは、実際に提案文を書くときに必ず意識しておきたい3つの考え方を紹介します。

この3つを押さえるだけで、反応率が変わりますよ。

①採用担当者は基本営業文を読まない

正直なところ、採用担当者は1件ずつ丁寧に営業文を読む時間がありません。

私自身、ディレクターとして採用側を経験して、感じたことです。

採用事情において、次のような状況がよくあります。

クラウドワークスでの応募状況
応募状況内容
通常の案件約20人前後の応募
人気案件40人以上の応募も珍しくない
募文の質ほとんどがテンプレート的な内容
クラウドワークスでの応募状況

これが実際にクラウドワークスで募集したときの応募状況です。

応募文の全体として、こんなイメージでした。

  • 7割〜テンプレ
  • 2割〜質問に答えておらず問題外
  • 1割〜募集文読んでくれたとわかる、素敵な応募文

この1割にさえ入ってしまえば、採用率はグンとあがるんですよ!

できそうな気がしてきませんか?

この中で、採用担当者がすべてをじっくり読むことはほぼ不可能です。

実際、テンプレートだと分かった瞬間に読むのをやめるケースがほとんどでした。

だからこそ、「テンプレ感を消す」ことが最重要です。

採用担当者の目に止まるのは、以下のような“ひと工夫のある文章”です。

  • 募集文の内容に触れた一文を入れる
     例:「御社の◯◯という取り組みに共感し、ぜひ関わりたいと感じました。」
  • 相手の業種・課題に関連する自分の経験を伝える
     例:「以前◯◯業界のクライアント様を担当した経験があります。」
  • 依頼者の目的を理解した姿勢を見せる
     例:「成果につながる導線設計を意識して制作いたします。」

たった一文でも「この人はちゃんと募集文を読んでいる」と伝われば、他の応募者との差がはっきり出るんです!

②採用担当者がなにを望んでいるかを想像する

提案文で最も大切なのは、「相手が求めていることを的確に理解している」ことを示すことです。

募集文をよく読むと、採用担当者の傾向が見えてきます。

たとえば、

  • 「スピード感のある対応ができる方」
  • 「丁寧なコミュニケーションを取れる方」
  • 「継続的にお願いできる方」

など、書き手によって重点が異なります。

そのトーンや価値観を読み取って、提案文の中にもさりげなく反映させましょう。

この「相手の立場で書く」意識があるだけで、他の応募者と大きく差がつきます。

私の場合は、最低限の質が担保できたら、あとは「人柄」で選んでいました。要するに、「この方と一緒に仕事できたら嬉しいな」という部分で見ていました。

③応募者の顔が見られると安心する

採用担当者にとって、「どんな人なのか」が見えるだけで信頼度が上がります。

顔写真付きのプロフィールや自己紹介文は、安心感を生む最強の要素です。

  • 写真:表情が明るく、清潔感のあるものを選ぶ
  • 自己紹介:出身地や前職、仕事に対する価値観を具体的に書く
  • 実績:リンクや制作物を簡潔に添える

たとえ実績が少なくても、「どんな姿勢で仕事をしているか」が伝われば、「この人に一度お願いしてみよう」と思ってもらえる可能性がぐっと高まります。

顔がわかるだけで、採用側はその方と距離が一気に縮まりますね。

おすすめの提案文をご紹介

ここまで提案文の考え方や構成を解説してきましたが、実際に「他の人がどんな提案文を書いているのか」も気になりますよね。

ここでは、Web制作やWebライターの分野で実際に提案文を公開している方の例を紹介します。

文章のトーンや構成を比べながら、自分なりのスタイルを見つける参考にしてみてください。

はらブログ
 Web制作の提案文を丁寧に解説しており、初めて営業する人にもわかりやすい内容です。

としブログ
 クラウドソーシングでの提案の流れや注意点を具体的にまとめています。

Webライターのすすめ
 Webライター向けにはなっていますが、Web制作でも活用できます。営業初心者にもおすすめです。

※紹介している外部サイトやマニュアルは参考用です。
内容や安全性を保証するものではなく、商品・サービスを推奨する意図もありません。
また、リンク先は予告なく変更・削除される場合があり、その利用による不利益について当方では責任を負いかねます。

まとめ:提案文を作成して営業開始しよう!

提案文の書き方をお伝えしました。

実際に採用された提案文を見ながら、自分で試行錯誤して書いてみてくださいね。

ただ、ずっと提案文の作成に時間をかけるのはNG。

80%ほどの完成度で、あとはどんどん営業をかけていきましょう!

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